認定資格の国際唎酒師と唎酒師の比較

日本酒の唎酒師を調べていると、国際唎酒師もあることを発見!

日本酒の認知が国際的に広がっている状況にわせて、外国人をターゲットに正しい日本酒・日本食の文化と知識を普及するのが目的で、『唎酒師』の国際版のようなもの。(英語、韓国語、中国語、フランス語で受講が可能)

越境ECビジネスを始めようとしている私は興味津々。

なぜなら、私は英語がそんなに得意ではなく、これなら英語での説明や専門用語を流用できるのでは?と思ったからです。

今回は同じSSIが認定している、唎酒師と国際唎酒師を比較しました。唎酒師を取ろうとお考えの方は参考にして見てください!

やっぱり気になる費用の比較!

以前、唎酒師の取得を考えた際にネックになった受講費用。

唎酒師と国際唎酒師の費用と比べてみました。

先ずは国際唎酒師のコース設定と認定にかかる費用

唎酒師は5つのコースに設定されていましたが、国際唎酒師は2つの設定のみ。対象が外国人の方達なので、そんなに細かいコース設定はいらないのかもしれません。対応言語が英語、韓国語、中国語、フランス語の4カ国語に対応しています。

受験費用 認定登録費 合計
通信コース 全3回の受講プログラム(最長1年)を受講し、合格基準に達した場合に「国際唎酒師」を認定する。 50,000円
受験コース 国際唎酒師呼称資格認定試験を受験し、合格基準に達した場合に「国際唎酒師」を認定する。 25,000円 5,000円 30,000円

※ 受験コースの場合、テキスト(3,240円)の購入が勧められています。通信教育コースにはこのテキストが含まれています。

通信コース同士で比較すると、

受講費用 認定登録費 入会金
初年度年会費
合計
唎酒師 自宅で添削問題を3回提出して、クリアすると合格。試験なし。 77,400円 25,000円 19,000円 15,900円 137,300円
国際唎酒師 全3回の受講プログラム(最長1年)を受講し、合格基準に達した場合に「国際唎酒師」を認定する。 50,000円 50,000円

なんと、国際唎酒師の通信コースは50,000円で、唎酒師の同じ通信コースで比べると87,300円も安い!
そして、どうやら年会費も必要ないので毎年の費用負担も無し。

国際唎酒師の通信コースに申し込みました!

私の場合、英語で日本酒の販売サイトを作る際に説明文に困っていた事もあり、早速、こちらを申し込みました。

実際に届いたテキストを比較すると、唎酒師のテキストを特に重要なポイントのみに絞り込んだ感じです。内容は全く同じと言って良いでしょう。

【第1回】

  • Requirements for a successful kikisake-shi
  • Alcoholic beverages:the basics
  • Sake history

【第2回】

  • Ingredients of sake
  • How sake is made
  • Sake labels

【第3回】

  • Sake tasting
  • Serving sake

通信添削方式で回答

初回に3ヶ月分のテスト問題と回答用紙がまとめて送られてきます。それを1ヶ月ごとに回答用紙をPDFに変換してメールに添付してSSIに送ります。
問題に何が書いているか解れば、テキストから対象部分の内容を理解して回答用紙に記入すれば大丈夫です。回答は設問によって選択方式と記入方式がありますが、テキストを読めば全て回答できます。

翌月に送った回答用紙が添削されて返却され、合否判定がされます。全て合格ラインで通過したのですが、もしそれに達してなくても、何らかの対応はしてくれると思います。(でも、難しくないので大丈夫です)

英語に関しては難しい単語や文法も無く、私の中学生レベルの英語でも十分読めて、回答できました。

おすすめの国際唎酒師

4月から3ヶ月間、国際唎酒師の資格を取るために通信講座を受け、最後の添削が終わり、すべてパスするとメールで連絡がきて、その後に認定書とバッチが送られてきます。

今回の私の目的は「英語で日本酒を説明できることになる」なので、通信教育を通してテキストを理解することで達成はできました。

もし、みなさんの中で「唎酒師に興味はあるけど、費用が。。」と私と同じような懸念をお持ちの方がおられましたら、5万円はかかりますが、国際唎酒師を一度考えてみても良いと思います。

まとめ

  • 取得するの費用が、唎酒師の約14万円に対して、国際唎酒師は5万円!(3ヶ月の通信教育で比較)
  • 日本酒の知識と唎酒師の肩書きが欲しいけど、負担が大きく感じる人は国際唎酒師がオススメ。
  • その差額ので、実際にその国のお料理を食べて日本酒のマッチングを考える実体験を増やした方がいい。